ジオ・ラボ中部は地盤材料試験のプロフェッショナル集団です。

理事長挨拶

ご挨拶

私たちの暮らす日本は,災害大国といわれるほど世界でも自然災害が多い国です.毎年のように地震災害、土砂災害や洪水の脅威にさらされ、社会はよりいっそう安全を求め,人々はより安心できる暮らしを望んでいます.そうした時代の中で,中部土質試験協同組合(ジオ・ラボ中部)は,「地盤材料試験」をもとに,より良い社会の発展に貢献していきたいと思います.

昭和54年12月に中小企業近代化促進法に基づく構造改善事業の一環として,その地盤材料試験を集中的に行うために発足し,平成16年には旧本部試験所(名東区)と大型試験所(尾張旭市)を統合し,近代的かつ効率的な試験所を立ち上げました.そして現在に至るまで,関係各方面からの多大なご支援とご協力を賜り,この東海地域において,地盤材料試験の中核を占めるまでに成長して参りました.

当組合では、岩石試験,大型材料試験,動的試験などに対応できる各種設備を整えるとともに,試験技術員としての見識,充実を図り,実務に用いられるほとんどの地盤材料試験に対応できるように総合力を向上させて参りました.また,新しい需要に対応できるように試験装置のメニューの増加を進めるとともに,更なる試験精度の向上,データ処理の迅速化,ISO9001に基づいたより厳しい品質管理に取り組んでおります.

平成19年度からは,北海道から宮崎に分布する9つの土質試験協同組合が “ジオ・ラボネットワーク”を形成し,相互支援ができる体制を構築しました.日常的な技術交流・情報交換,繁忙期の相互支援はもとより,災害緊急時などの連携強化を図っています.現在,能登半島地震の復旧・復興が進んでいますが,被災地の北陸試験組合を支援すべく,関連する土質試験を担っています.今後,当地域で懸念される南海トラフ地震が発生し,当組合の試験機能が低下したとしても,ネットワーク全体で対応ができるように,繋がりを強めてまいります.

今後も皆様から信頼される土質試験協同組合として,技術の研鑽を重ねていく所存ですので,組合員・準組合員の皆様,関係各機関の皆様には,当組合の一層のご活用とご支援を賜りますようにお願い申し上げます.

中部土質試験協同組合

理事長 法安 章二

歴代の理事長

小川 博之(2022/5~2024/5)

伊藤 重和(2020/5~2022/5)

阿部 暢夫(2018/5~2020/5)

坪田 邦治(2012/5~2018/5)